外傷時の圧迫止血

外傷時の圧迫止血:命を守るために迅速な対応を!

外傷による大量出血は、短時間で命に関わる事態に発展する可能性があります。

このような場合、迅速な止血が重要となります。

圧迫止血は、最も基本的な止血方法であり、誰でも簡単に行うことができます。

実施方法

  1. 清潔なガーゼやハンカチなどを傷口に当てる

  2. 傷口を直接、手で強く押さえる

  3. 圧迫箇所がずれないように注意する

  4. 救急車が到着するまで圧迫を続ける

注意点

  • 傷口を直接触らない
  • 動脈性の出血の場合は、間接圧迫止血を行う
  • 神経や血管を圧迫しすぎない
  • 強い痛みやしびれを感じたら、圧迫を緩めます。

間接圧迫止血:動脈性出血に対応

動脈からの出血は、静脈からの出血よりも勢いがあり、止血が難しい場合があります。

このような場合、間接圧迫止血という方法があります。

間接圧迫止血は、傷口より心臓に近い動脈を圧迫することで止血する方法です。

実施方法

  1. 傷口より心臓に近い動脈の圧迫点を確認する

    圧迫点(上腕動脈・大腿動脈)の画像

     

  2. 反対の手で、強く圧迫点を押し込む
    圧迫点(上腕動脈・大腿動脈)を押さえるの画像

  3. 圧迫箇所がずれないように注意する

  4. 意識がなくなるまで、または救急車が到着するまで圧迫を続ける

注意点

  • 静脈性の出血の場合は、直接圧迫止血を行う
  • 神経や血管を圧迫しすぎない
    • 強い痛みやしびれを感じたら、圧迫を緩めます。
  • 長時間圧迫する場合は、定期的に圧迫箇所を緩める
    • 15~20分程度ごとに、30秒~1分程度圧迫を緩めます。

まとめ

外傷時の圧迫止血は、迅速かつ適切に行うことが重要です。

この説明を参考に、ぜひ正しい方法で止血を行いましょう。

また、応急手当に関する講習会に参加するなど、事前に知識と技術を身につけておくことも大切です。

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