Disaster Imagination Games をやってみよう
「災害図上訓練」(Disaster Imagination Game、略称:DIG)は、防災対策を検討するための訓練です。参加者は大きな地図を使い、透明のシートを被せて、チームで話し合います。以下に詳細を説明します。
- 目的と方法:
- DIGは、地図を囲みながら、自分たちの地域で経験したことのない大規模な災害を想像し、議論して解決する訓練です。
- 参加者は地図上に色を塗ったり、付箋を貼ったりしながら、避難経路や避難所を考えます。
- 用意するもの:
- 1m四方程度の大きな地図(広範囲の中で災害対策を考えるため)
- 透明なシート(数枚)
- 油性マジック(数種類の色があればベスト)
- 付箋(大きさや色が違う数種類用意)
- 正解はない:
- 設定されたお題に対して、どのような行動や災害対策が必要かを考えるのが目的です。
- 例えば、「河川がはん濫した時に、どのように逃げるか?」を想定する際に、ふざけた考えは論外ですが、正解はありません。
- チームで行う:
- 10名未満のチームで行います。
- リーダーは全員の考えを促す役目を担い、全員が訓練に参加できるように進行します。
- 地図に記載する情報:
- 色分けで情報を記載し、文字情報は付箋で対応します。
- 避難経路や避難所の位置、所要時間を算出します。
- メリット:
- 自分では気づかなかったアイデアを発見できる。
- リーダーとして避難誘導できるスキルを身につける。
- 避難の難しさを改めて理解する。
災害図上訓練は、地域の防災意識を高めるために有効な方法です。
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